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 浜松市、市内の小学生によるヤリタナゴ保全の取組を紹介

発表日:2021.07.14


  浜松市は、浜松市立井伊谷小学校によるヤリタナゴ保全の取組を紹介した。ヤリタナゴ(学名:Tanakia lanceolata)は、平野部の細流や灌漑用水路などのやや流れのあるところを好むタナゴ類で、静岡県においては、浜松市の一部のみ生息している。静岡県内では、平成27年4月1日に静岡県希少野生動植物保護条例に基づき、指定希少野生動植物に指定されている。同小学校では、5年生児童を中心に、一年を通して地域の自然と生活のかかわりについて学びながら、ヤリタナゴの保全を行っている。この一環として取り組む、ビオトープ整備では、ヤリタナゴの産卵母貝であるマツカサガイが生息できる流水部の整備等を行う。一方、(株)富士通ゼネラル浜松事業所では、ヤリタナゴの希少種指定前より自社敷地内で保全活動をしており、今回、同社が小学校へ繁殖させたヤリタナゴを提供し、児童たちが整備したビオトープへ放流することに至ったという。この取組は令和元年度に続き2回目の実施である。

情報源 浜松市 報道発表資料
〔参考〕(株)富士通ゼネラル 生物多様性の保全
機関 浜松市 (株)富士通ゼネラル
分野 自然環境
キーワード ビオトープ | 富士通ゼネラル | 浜松市 | 小学生 | 小学校 | マツカサガイ | ヤリタナゴ | 産卵母貝
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