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 東京都北区、荒川・隅田川などの河川生物生息調査を実施

発表日:2021.10.07


  東京都北区は、「北区河川生物調査」の一環で区内を流れる荒川・隅田川・新河岸川の生物調査を実施した。同区では、区内を流れる荒川・隅田川・新河岸川・石神井川の4河川で、河川の魚類生息状況などの調査を実施している(協力:北区釣魚連合会等区民)。同調査は、河川で捕獲した魚種やサイズ、可食部に含まれる水銀等を測定し、河川の魚類生息状況を明らかにすることで、河川環境や水質を調査する目的で、昭和59年から実施されており、38回目を迎える。河川における生物調査を区民と毎年継続的に取り組んでいる区は23区でもあまり例がないとのこと。すでに、令和3年9月16日および22日にほかの地点で調査を行っており、今回が3日目。今年度調査で捕獲した魚は、ボラやマハゼなど、捕獲量は合計31種類601尾。前年より種類数、個体数ともに多い結果となった。関係者からは「石神井川でアブラハヤやグッピー等、明らかに放流されたと思われる魚種が目立った。特定外来生物のブルーギルやバス類の放流と同様に頭の痛い問題である。」との意見もあったとしている。調査結果は、令和4年3月に「北区河川生物生息調査報告書」としてまとめられる。なお、調査では、生物多様性保全の観点から特定外来種を除いて現場に放流している。

情報源 北区 プレスリリース
機関 東京都北区
分野 自然環境
キーワード スズキ | グッピー | 北区河川生物調査 | 荒川 | 隅田川 | 新河岸川 | 石神井川 | 北区河川生物生息調査報告書 | アブラハヤ | 北区
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