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 WWF、バイオマス発電に関する企業向けアンケート調査結果を紹介

発表日:2021.10.14


  WWFジャパンは、バイオマス発電に関する企業向けアンケート調査を行い、得られた回答結果を紹介した。2021年5月に、WWFジャパンは、SBTiやRE100に加盟する企業144社にバイオマス発電にテーマを絞ったアンケート調査を行った。95社から回答を得て、1)バイオマス発電は石炭火力発電より、GHG排出量が多くなる可能性があることを認識している企業(79%)、2)GHG排出量が多くなる可能性を認識しながらバイオマス由来電力を購入している企業(33%)、3)GHG削減効果を期待してバイオマス由来電力を調達している企業(76%)、4)燃料を確認していない企業(28%)、5)燃料のライフサイクルGHGを把握している企業(17%)などが明らかになった。多くの企業がバイオマス発電のリスクについては何となく認識していることが推測できた一方で、バイオマス発電由来の電力を購入している3割の企業のうち、76%はGHG削減効果を期待してバイオマス発電由来の電力を購入しているという結果であった。これらの企業には、購入している電力が本当にGHG削減に寄与しているのか、WWFは情報開示を求めていきたいという。

情報源 WWFジャパン WWFの活動
機関 WWFジャパン
分野 地球環境
キーワード バイオマス発電 | 燃料 | WWFジャパン | RE100 | GHG排出量 | SBTi | アンケート調査 | バイオマス由来電力 | 燃料のライフサイクル
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