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 三重県と中部電力(株)、県産木質チップの混焼発電利用の検討を終了

発表日:2012.11.29


  三重県と中部電力(株)は、県産木質チップの混焼発電利用の検討を終了すると発表した。両者は、これまで中部電力の碧南火力発電所における石炭と県産木質チップの混焼発電の利用を検討してきたが、今回検討の終了に至った。その理由として、県産木質チップを使用した実機試験を平成24年3月上旬に実施した結果、外国産木質チップ並みの混焼率を維持することが困難という課題が判明したことがある。県産木質チップの混焼発電利用には、林業活性化などの社会貢献の意義はあるものの、再生可能エネルギー利用促進の観点からは、外国産木質チップ並の混焼率が必要であり、課題解決に向けて協議を重ねてきたが、解決することができなかった。同県では今後、これまでの検討で得られた、木質バイオマス資源量の把握、チップの燃焼試験等による品質・規格基準や未利用間伐材の低コスト安定供給体制づくりなどの成果を活かして、県内の木質バイオマスエネルギー利用を促進し、林業の活性化に繋げていくという。

情報源 三重県 報道発表資料
機関 三重県 中部電力(株)
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
キーワード 再生可能エネルギー | バイオマス発電 | 木質チップ | 中部電力 | 間伐材 | 木質バイオマス | 混焼 | 火力発電所 | 三重県
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