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 埼玉県の自然保護団体、「ミズキカシグサ」を100年ぶりに再発見

発表日:2021.11.04


  埼玉県宮代町の自然保護団体「NPO法人宮代水と緑のネットワーク」は、「ミズキカシグサ(学名:Rotala rosea)」を県内において100年ぶりに確認した。埼玉県で同植物が確認されたのは、1888年9月に牧野富太郎博士が武蔵野国(現さいたま市)で採取して以来とのこと。同会の代表理事が2007年、見知らぬ植物を発見し、調査したところミズキカシグサと思われたが、翌年以降確認できず、同定できずにいた。2015年に耕作放棄地となった同じ場所において、この植物を再び確認し、専門家による調査の結果、同種と同定された。同種は県のレッドデータブックにも掲載されていない。同会は今後も宮代町に残る貴重な野草の保全地の保全を行うと共に、自然や生き物、有機栽培の田んぼの様子などを紹介していくという。

情報源 NPO法人宮代水と緑のネットワーク 最新記事
機関 NPO法人宮代水と緑のネットワーク
分野 自然環境
キーワード さいたま市 | 野草 | 耕作放棄地 | 自然保護団体 | 宮代町 | 宮代水と緑のネットワーク | ミズキカシグサ | 牧野富太郎
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