国内ニュース


 国交省、国際海事機関(第77回)海洋環境保護委員会の開催概要を紹介

発表日:2021.11.19


  国土交通省は、国際海事機関(IMO)海洋環境保護委員会(第77回)の開催概要を公表した(開催日時:令和3年11月22日~11月26日)。同会議では、国際海運からのGHG排出削減目標として、IMOは2018年に「GHG削減戦略」を採択し、2030年までにCO2排出量40%以上削減、2050年までにGHG排出量50%以上削減、今世紀中なるべく早期の排出ゼロという目標を設定している。我が国は「GHG削減戦略」の改定に際して、2050年カーボンニュートラルを新たな目標として掲げることを、米国、英国、ノルウェー及びコスタリカと共同で提案している。また、キリバス、マーシャル諸島及びソロモン諸島より、「2050年までにGHG排出ゼロが必要であること」を本委員会の決議として採択することが提案されており、この決議案が重要であるとして米国・英国等と共同で支持を表明している。国際海運からのGHG排出削減に向けた更なる対策としては、 国際海運からのGHG排出削減を進めるためには、化石燃料を使用する従来型の船舶から、低・脱炭素燃料を使用する船舶への代替を促進するための更なる対策が必要であるとして、2023年以降、更なる対策を導入すべく、次回開催までに、各国が具体的な対策を検討し提案することとしている。

情報源 国土交通省 報道発表資料
機関 国土交通省
分野 地球環境
キーワード IMO | コスタリカ | 低炭素 | キリバス | 海洋環境保護委員会 | GHG | マーシャル諸島 | 国際海運 | 2050年カーボンニュートラル | 脱炭素燃料
関連ニュース

関連する環境技術