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 商船三井など、海洋プラごみの固形燃料化に向けた道筋を検証

発表日:2021.11.18


  (株)商船三井は、運航船で回収した「マイクロプラスチック」を固形燃料の原料に転換することに成功した。固形燃料化に向けた実証は、海ごみ削減を実現するビジネスの社会実装を目指す「プロジェクト・イッカク(創設:日本財団等)」に参画している異分野融合チーム「エコトリニティ」と共に実施された。実証プロセスは、マイクロプラスチックと微細藻類等を混合し、300℃で一定時間加熱する事で有機物を分解し、「炭化物」を製造するというもの。得られた炭化物はペレットの原材料となるもので、木質ペレットと同等程度の発熱量(17.1 MJ/kg)を有することが確認された。投入するマイクロプラスチックの量を増やせば、得られるエネルギー量も増える。マイクロプラスチックを回収し、さらにエネルギーとして活用する可能性を示したことも大きな実証成果であると述べており、海洋環境保護とサーキュラーエコノミーに係わる取組のひとつとして紹介している。一方、長浜バイオ大学発ベンチャーのノベルジェン(株)が代表を務める「エコトリニティ」は、自立分散型のゴミ処理装置とマイクロプラスチック除去技術をコアに安心安全なエネルギー・水・食料を生み出すシステムの社会実装に取り組んでいくという。

情報源 (株)商船三井 プレスリリース
プロジェクト・イッカク NEWS
機関 (株)商船三井 プロジェクト・イッカク EcoTrinity ノベルジェン(株)
分野 ごみ・リサイクル
環境総合
キーワード ペレット | 固形燃料 | 微細藻類 | マイクロプラスチック | 発熱量 | 海洋環境保護 | 日本財団 | サーキュラーエコノミー | 異分野融合チーム | 炭化物
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