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 三菱商事(株)、大分県日田市で日本最大のバイオペレット工場を稼動

発表日:2008.04.17


  三菱商事(株)は、国内有数の林業集積地である大分県日田市で、同社の事業投資先である「(株)フォレストエナジー日田」のバイオペレット工場が完成したと発表した。この工場は、日本最大の製造能力(2 万5 千トン/年)を有し、日本初の本格的なバイオペレット製造設備となる。同設備には、三菱商事と清本鐵工(株)、東亜技研工業(株)が共同開発した新型の破砕システムと乾燥システムが導入されており、従来、未利用のまま廃棄物となることが多かった杉や檜の樹皮(バーク)をはじめ、多くの未利用バイオマス資源を効率的にペレット化することができる。なお、製造されたペレットは、CO2排出量削減のため、主に石炭ボイラーで石炭と混焼される。この設備の稼動により、日本の林業の大きな課題である林地残材の活用や森林整備が進むきっかけとなり、高騰する化石燃料に代わり、クリーンな国産エネルギーの普及が進むことが期待されるという。

情報源 三菱商事(株) ニュースリリース(PDF)
機関 三菱商事(株)
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
キーワード バイオマス | 三菱商事 | ペレット | 大分県 | 日田市
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