(独)農業環境技術研究所は、農業統計情報メッシュデータ閲覧システムをインターネット上に公開したと発表した。同システムは、農林水産省が5年ごとに調査・公表している市町村および集落の単位で集計された統計情報である「農林業センサスデータ」と国土交通省が提供している「国土数値情報」など既存の地理情報を組み合わせて推定した作物ごとの栽培面積などを約1km四方のメッシュ単位で表示するもの。このデータベースでは、市町村の区画ではなく、台地、低地といった地形や河川流域ごとの栽培面積を集計できることから、河川流域単位で推定される窒素やリンの発生量を簡単に算出できる。また、気象データと組み合わせることで、1kmメッシュごとに細かく窒素の発生濃度を推定できるという。今後、同システムを利用して、農業に由来する窒素やリンの水質への影響、土壌侵食の危険性、農地の炭素蓄積機能などを、これまで以上に高い精度で推定できることが期待されるという。
情報源 |
農業環境技術研究所 プレスリリース
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機関 | 農業環境技術研究所(現:農研機構 農業環境変動研究センター) |
分野 |
地球環境 自然環境 水・土壌環境 |
キーワード | 農林水産省 | リン | 農業環境技術研究所 | 窒素 | 流域 | 農業統計 | メッシュ | 農林業センサス | 国土数値情報 | 栽培面積 |
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