青森県は、貨物船の座礁により油が流出したことを踏まえて個別に公表するとしていた東通り海域の水質測定結果を公表した。令和3年8月11日、青森県八戸港沖で貨物船の座礁により燃料の重油など油が流出する事故が発生した(総流出量:推定約388キロリットル)。同県では、水質汚濁防止法に基づき、毎年度、公共用水域の水質測定に関する計画を作成し、計画に基づき水質測定を実施しており、例年、次年度に測定結果をとりまとめ公表している。令和3年10月に実施した水質測定の結果については、令和3年11月に公表していたが、東通り海域において実施した水質測定の結果については、個別に公開することとしており、未だ公開していなかった。令和3年12月14日および16日に、東通り海域9地点において、油分(n-ヘキサン抽出物質)を含む9項目の測定を行った。全地点において油分不検出であったという。