(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、スマートグリッドを利用した社会(スマート社会)の構築に向けたシステム開発と実用化を推進する新組織として、同機構のエネルギー・環境技術本部内に「スマートコミュニティ推進室」を設置したと発表した。昨今、再生可能エネルギーの利用拡大が見込まれる中、これらを安定的に供給し、情報通信技術も取り入れて、より効果的・効率的な系統を可能とするスマートグリッドに世界的な注目が集まっている。また、今後、欧米やアジア等を中心に、スマートグリッドの大きな市場が生まれ、より包括的なスマート社会を目指した動きが広がることが見込まれている。これまでNEDOは、米国でのスマートグリッド実証事業を始め、社会インフラの構築を含めたスマートコミュニティに関する取組みを実施してきた。今後、関連する複数の技術等を有機的に統合することで、幅広いニーズへの対応体制を構築していくという。