国際協力機構(JICA)は、インド政府との間で、7事業・総額3,122億5,800万円を限度とする円借款貸付契約(L/A)を締結した。日本とインド・パキスタン・スリランカは、2022年に外交関係樹立70周年を迎える。同年2月より外務省は日本・南西アジア交流年周年事業の応募を始めており、2022年3月19日にニューデリーにおいてインド日本国特命全権大使とインドの財務省経済局次官は当面の円借款に関する書簡を交換している。当該所管およびL/Aの対象事業には、貨物専用鉄道や地下鉄の建設、上下水道・道路網に係る継続的なインフラ整備に加え、ウッタラカンド州統合的園芸農業開発事業、タミル・ナド州気候変動対策生物多様性保全・緑化事業、アッサム州保健システム強化事業が盛り込まれている。タミル・ナド州における事業は、生物多様性保全、人間と野生動物の軋轢対策、林産物サプライチェーン強化、生計向上活動、及び森林局の組織体制強化等を通じて、気候変動対策(緩和策・適応策)や生態系改善等を図るものとなっている。今回の包括的な協力により、気候変動対策と強靭な社会づくりを支援するとともに、国交樹立70周年を迎えた日印関係の深化への貢献を目指すという(完成予定時期:2027年4月)。
情報源 |
(独)国際協力機構 ニュースリリース
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機関 | (独)国際協力機構 |
分野 |
地球環境 自然環境 環境総合 |
キーワード | 野生動物 | インド | 気候変動対策 | 生物多様性保全 | 円借款貸付契約 | L/A | 日本・南西アジア交流年周年事業 | タミル・ナド州 | 林産物サプライチェーン | 強靭な社会づくり |
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