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 オムロン、地域電力会社と再エネ需給安定化を推進

  オムロンソーシャルソリューションズ株式会社（以下「OSS」）は、大阪府豊能郡能勢町などが出資する地域電力会社・（株）能勢・豊能まちづくりと共に、再生可能エネルギー由来電力の需給安定化に向けた蓄電池制御に関する実証実験を開始する。OSSは、オムロングループの社会システム事業を担うオムロン100%出資の子会社。オムロンのコアコンピタンスである「センシング＆コントロール技術」を活かし、鉄道・交通管制システムを皮切りに、コンサルティング・機器販売のみならず、システム構築・保守・運用サービスに至るまでのバリューチェーンをワンストップで提供している。近年では創エネ・省エネ製品等の取り扱いを拡充しつつ、「蓄エネ」システムの核となる「蓄電池」の提案活動を強化している。今回、OSSと（株）能勢・豊能まちづくりは、能勢町役場に設置した太陽光発電設備（出力：26.39 kW、蓄電池容量：16.4 kWh）を活用したエネルギーマネジメントの実証実験を共同で実施することについて合意した。実証設備は、2022年1月に（株）能勢・豊能まちづくりがPPAモデル（第三者所有モデル）として先行導入したもの。災害時のための蓄電量を確保しつつ、太陽光発電によって発電した電力のうち庁舎内で消費しきれない電力を蓄え、夜間等にも活用できるといった柔軟な制御が求められている。先ずは実証システムの有効性を確認し、協力する事業者や一般家庭とともに公共施設以外の利用・展開を促進することで、系統にも負担の少ない地域再生可能エネルギーシステムの構築、ひいては持続可能な社会づくりへの貢献を目指すという。