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 アクアマリンふくしま、水族館生まれ“幻のエビ”を国内初展示

発表日:2022.05.09


  アクアマリンふくしま(福島県いわき市)は、ヒゴロモエビ(学名:Pandalus coccinatus)の展示を開始する。同種は、北海道から千葉県銚子沖に分布し、水深500-600mの深場に生息している。体長が約20センチメートルにも達する大型のエビで、美しい紫色(緋色)をしていることから、通称「ブドウエビ」と呼ばれている。その体色だけでなく、絶品と称されるその味、そして漁獲量が非常に少ないことなどから「幻のエビ」としても知られている。同館では、ヒゴロモエビの生体が入手困難なことから、孵化・育成の技術向上に努めてきた。2015年に死亡した親から採卵し、その卵から1個体が孵化した。その個体は現在10センチメートルほどの大きさになり、2021年宮城県沖で入手した卵より孵った複数の稚エビと併せて、展示を開始することとした。「水族館生まれのヒゴロモエビ」の展示は国内初であるという。

情報源 アクアマリンふくしま 最新の生き物情報
機関 アクアマリンふくしま
分野 自然環境
キーワード いわき市 | 展示 | 水族館 | 育成 | アクアマリンふくしま | 孵化 | ヒゴロモエビ | ブドウエビ | 採卵
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