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 深海エイ「ザラカスベ」を国内初展示! アクアマリンふくしま

発表日:2022.09.02


  アクアマリンふくしま(福島県いわき市、指定管理者:(公財)ふくしま海洋科学館)は、深海エイ「ザラカスベ(学名:Bathyraja trachouros)」の展示を始めた。同種は、北海道室蘭から福島県の太平洋側、水深100メートルから800メートルの砂泥底に生息している。背面は小さな棘に覆われてザラザラしており、腹面に棘はなく滑らか。最大で1メートル近くまで成長する。長さ約15㎝の通称「人魚の財布」と呼ばれる卵を一度に2つ産むことが分かっている。深海エイの仲間を展示している水族館は少なく、採集されても網などで擦れる影響から鰭や尾が傷つき死んでしまう事がほとんどとのこと。今回、(国研)水産研究・教育機構 水産資源研究所 水産資源研究センターの協力のもと、調査船「若鷹丸」で採集された個体を展示する(令和4年度水産資源調査・評価推進委託事業(水産庁))。同館2階「ふくしまの海~大陸棚への道~」コーナーで見ることができる(入館料:大人1,850円、高校生以下:900円)。

情報源 アクアマリンふくしま 最新の生き物情報
機関 アクアマリンふくしま
分野 自然環境
キーワード 展示 | 水産研究・教育機構 | 水族館 | アクアマリンふくしま | 深海エイ | ザラカスベ | 砂泥底 | 人魚の財布 | 水産資源研究所 | 水産資源研究センター
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