国土交通省は、「東京湾再生のための行動計画」の第2回中間評価とりまとめを公表した。これは、平成15年度から20年度までの6年間の、1)陸域汚濁負荷削減対策、2)海域における環境改善対策、3)東京湾のモニタリング、4)アピールポイントにおける取組状況、5)その他の取組、についての実施状況と今後の取組方針についてのとりまとめ。東京湾の水質については、陸域からの流入負荷は減少しているものの、底層部の溶存酸素に顕著な改善傾向は見られず、依然として厳しい生物生息環境となっており、過去から堆積している底泥が影響していると考えられるが、きれいな砂で海底面を修復した箇所では改善効果がみられるなどとしている。また、計画期間はあと4年となったことから、少しでも早く生態系を回復し、多くの生物が棲みやすい水環境となるよう、各主体が連携して、東京湾再生の水環境改善に向けた取組を継続していくことの重要性を確認したという。