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 日野自動車の排出ガス試験における不正行為を発表 国交省など

発表日:2022.08.02


  国土交通省、環境省および経済産業省は、日野自動車(株)の排出ガス試験における不正行為について、同社の調査結果の報告を受けた。この中で、過去に生産していたものを含め、トラック・バス用エンジン及び建設機械等向けのエンジンについて、型式指定申請時に不正行為等があり、一部は排出ガス基準や燃費のカタログ値を満たしていないという報告があった。同社からの報告概要では、1)現行生産エンジン14機種のうち12機種は、排出ガス長距離耐久試験に係る不正、2)生産終了エンジンについて、燃費試験、排出ガス長距離耐久試験に係る不正であることが明らかとなったと示されている。同社は、基準不適合が判明したエンジン及びそれを搭載した車両の生産を自主的に停止し、特別調査委員会の調査結果及び提言を踏まえ、再発防止策を徹底していくとしている。型式指定申請において不正を行うことは、自動車及び建設機械等のユーザーの信頼を損ない、自動車認証制度の根幹を揺るがす行為であり、今回更なる不正行為が明らかになったことは極めて遺憾として、国交省は、道路運送車両法の下で、同社に対して更なる調査を実施し、厳正に対処していく。

情報源 国土交通省 報道発表資料
環境省 報道発表資料
経済産業省 ニュースリリース
機関 環境省 国土交通省 経済産業省
分野 大気環境
キーワード エンジン | 日野自動車 | 排出ガス試験 | 不正行為 | 型式指定申請 | 自動車認証制度 | 排出ガス長距離耐久試験 | カタログ値
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