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 微生物がツリーを灯す~ミュンヘン・クリスマス市(札幌市)

発表日:2022.12.16


  札幌市などが主催する「ミュンヘン・クリスマス市 in sapporo」では、微生物が生命活動をする際に放出する電子を利用するクリスマスツリー(ボタニカルライトクリスマスツリー)の展示など、エコアクションに取り組む。この取組は、札幌・ミュンヘン姉妹都市提携50周年記念として行われる「第42回さっぽろホワイトイルミネーション」の一環。ボタニカルライトは実証実験段階にある発電技術で、1)植物が光合成で糖(デンプン)をつくる、2)土壌中の微生物がデンプンを食べて電子を発生させる、3)発生した電子がー極のマグネシウムから+極の備長炭へ流れる際に電気が発生するというメカニズム。札幌市などは、開催規模が年々拡大するイベントに対し、環境への負担軽減の取り組みを行い、ソーラーパネルやLED化の推進等により、平成17年のピーク時から電力消費の大幅削減を行えるように工夫。平成23年からは使用積み食用油の回収によりBDF(自家発電)を行い、商用電力を極限まで減らしてイベントを開催している。更に排出されるCO2はカーボンオフセットの購入によりCO2削減活動に役立てられているという。

情報源 ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo エコアクション
機関 札幌市
分野 地球環境
環境総合
キーワード BDF | 微生物 | 札幌市 | デンプン | エコアクション | 発電技術 | ミュンヘン・クリスマス市 | クリスマスツリー | ボタニカルライト | 姉妹都市
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