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 IPBESシンポジウム開催(2/19)~自然の価値とわたしたちの価値観を問い直す~

発表日:2022.12.26


  環境省は、令和5年2月19日にIPCCシンポジウム「持続可能な将来に向けて、自然の価値とわたしたちの価値観を問い直す」をオンラインで開催する。人々の自然に関する価値観は多様であるにもかかわらず、多くの政策立案では狭い価値を優先し、自然と社会、また将来世代を犠牲にするとともに、先住民及び地域社会の世界観に関連する価値をしばしば無視されてきた(生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)「自然及びその便益に関する多様な価値の概念化に関する方法論的評価」報告書)。さらに、昨今の生物多様性の減少傾向を反転するためには、背景にある人間社会のあり方、特にその根本にある、経済価値ばかりに重きを置いてしまいがちなわたしたちの価値観を問い直す必要があると指摘されている。今回、同シンポジウムでは、IPBES価値評価報告書の内容を紹介し、アイヌの世界観、在来種野菜の種の承継に関する知恵、都市と地方の交流に関する取組を紹介し、包括的な豊かさを追求する新しい価値観に基づく社会への転換の必要性について議論する(事前登録制、定員:950名、参加費:無料)。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 環境総合
キーワード 生物多様性 | 生態系サービス | IPBES | 経済価値 | IPCCシンポジウム | IPBES価値評価報告書 | 在来種野菜 | アイヌ
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