環境省は「持続可能な地域づくりのための生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の手引き」を公表した。「Eco-DRR」は、生態系の保全・再生を通じて防災・減災や生物多様性を含めた地域の課題を複合的に解決しようとする考え方で、防災・減災や生物多様性の保全に寄与するだけではなく、地域に自然と触れ合う場を提供するといった社会的な効果や、エコツーリズムの実施等による経済的な効果など、幅広い社会・経済効果が期待される。同手引きの主な内容は、Eco-DRR推進のため、「生態系保全・再生ポテンシャルマップ」の作成方法や活用方法を示しており、生態系の保全と再生を図ることにより、生物多様性の保全だけではなく、防災・減災に寄与する具体的な場所を可視化することで、Eco-DRRに関する施策の検討や合意形成を図るための基礎資料として活用されることが期待されている。「環境アセスメントデータベースEADAS(イーダス)」では地図上で表示したデータを、また、環境省自然環境局生物多様性センターのウェブサイトでは、GISデータとしてダウンロード可能なデータを掲載しているという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
〔参考〕Eco-DRRの手引き(概要版/PDF) |
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 環境GIS | エコツーリズム | 防災 | 生態系保全 | 環境アセスメント | 減災 | Eco-DRR | 持続可能な地域づくり | EADAS | 自然環境局生物多様性センター |
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