(公財)日本自然保護協会(NACS-J)は、沖縄防衛局に普天間飛行場代替施設建設事業の一時中止と徹底したジュゴンの生息状況の調査を求めた。2022年7月に沖縄県名護市久志の海域で見つかった草食動物の糞が、DNA分析によりジュゴンの糞であることが明らかになっている。このことに対し、沖縄防衛局は発見地が工事実施区域内ではないことを理由に影響がないとしているが、発見地は工事実施区域から約3キロメートルの近接した場所であるという。辺野古海域は沖縄島で最大の規模の海草藻場を有していたが、埋め立て工事により一部が消失している。NACS-Jは、内閣総理大臣を筆頭とした閣僚に宛てて1)普天間飛行場代替施設建設事業の工事を一時中止すること、2)工事実施区域周辺の広い範囲でジュゴンの環境DNA・食痕・糞の有無の調査を実施すること―を要望した。併せて、沖縄県知事に宛てて、ジュゴンの調査頻度を高めていくことや、市民からの目撃情報を集めやすくするためサイトの広報充実を求めた。
情報源 |
(公財)日本自然保護協会 お知らせ
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機関 | (公財)日本自然保護協会 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 藻場 | 環境DNA | 日本自然保護協会 | ジュゴン | 普天間飛行場 | DNA分析 | 要望書 | 沖縄防衛局 | 名護市 | 辺野古 |
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