アサヒビール(株)と(独)農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センターは、現在の砂糖生産量を確保しながら、食料と競合することなく、バイオエタノールを低コストで大量に生産できる「砂糖・エタノール複合生産プロセス」を開発したと発表した。これは、環境研究の一環として、アサヒビールの持つ発酵・エタノール抽出技術と、農研機構の持つ「高バイオマス量サトウキビ」の品種育成技術とを組み合わせたもの。今回、製糖用従来品種と比べてバイオマス生産量が50%高く、糖収量が30%多い「高バイオマス量サトウキビ」の新品種を育成し、沖縄県の伊江島の実験プラントで複合生産プロセスを実証。その結果、同プロセスにより、エタノールの増産、設備投資費用やランニングコストの削減が期待でき、さらに燃料となるサトウキビのバガス(搾汁後の繊維性の残渣)増産により、化石燃料が不要となるため、CO2排出削減効果が期待できるという。
情報源 |
アサヒビール(株) ニュースリリース
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター プレスリリース |
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機関 | アサヒビール(株) (独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター |
分野 |
地球環境 |
キーワード | バイオエタノール | CO2 | 実証 | 農業・食品産業技術総合研究機構 | アサヒビール | サトウキビ | バガス | 九州沖縄農業研究センター | 砂糖 | 沖縄 |
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