(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、インドネシアの製糖工場に設置したバイオエタノールの製造プラントが完成し、実証運転を開始したと発表した。同実証事業は、日本とインドネシア政府の共同事業で、製糖工場の副産物であるモラセス(廃糖蜜)から、燃料用バイオエタノールを製造する技術の実証を行うもの。設置した工場や近隣の製糖工場から排出される年間約15万トンの廃糖蜜の約70%を原料に、年間3万キロリットルの生産を計画しており、製造されたバイオエタノールは、ガソリンと混合し自動車用燃料として利用される予定。今後、試運転と実証運転を通じて、運転データの評価、検証を行いつつ運転員の教育を実施し、運転技術の移転と定着を図るとともに、プラント公開や普及セミナーを通じてインドネシアの砂糖産業へのバイオエタノールプラントの普及を目指す。NEDOでは、今回導入される技術の普及により、同国の化石燃料消費量の低減と砂糖産業の安定化に貢献することが期待されるという。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) プレスリリース
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機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | バイオエタノール | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 実証 | インドネシア | 砂糖 | モラセス | 廃糖蜜 |
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