アサヒグループホールディングス(株)の豊かさ創造研究所と(独)農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センターは、砂糖の生産性を高めたバイオエタノール生産技術「逆転生産プロセス」を開発したと発表した。両者は、これまで品種改良による高バイオマス量サトウキビの開発と、これを用いた効率的な砂糖・エタノール複合生産プロセスの開発を行なってきた。今回開発したプロセスは、砂糖生産の阻害物質である還元糖のみを選択的にエタノールに変換する酵母(ショ糖非資化性酵母)を用いて、還元糖を除去しつつエタノールを生産し、その後に砂糖の結晶化を行うもの。同プロセスは砂糖収率を大幅に向上できることから、食料とエネルギーの同時増産、さらには、需要等に応じてそれらの生産量・比率を調節することを可能にする。両者では今後、同プロセスの技術的な検証を実施し、2015年を目処に国内外での実用化を視野に入れ、技術を高めていくことを検討するという。
情報源 |
アサヒグループホールディングス(株) ニュースリリース
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機関 | アサヒグループホールディングス(株) (独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター |
分野 |
地球環境 |
キーワード | バイオエタノール | 実証 | 酵母 | 農業・食品産業技術総合研究機構 | サトウキビ | 九州沖縄農業研究センター | 砂糖 | アサヒグループホールディングス | 豊かさ創造研究所 |
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