新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、タイ王国科学技術省国家イノベーション庁(NIA)と共同で、バガス(サトウキビの搾りかす)からセルロース糖(主成分グルコース)、オリゴ糖(主成分キシロオリゴ糖)、ポリフェノールを製造するシステムの実証を開始する。パイロットプラントの生産規模は、バガス処理能力5,000トン(乾燥バガス換算)、セルロース糖製造能力1,400トン/年(バイオエタノール換算700kL/年)の準商用規模の計画。バガスの前処理・糖化の次工程に、日本の高分子膜を利用することによって、従来の蒸発濃縮法に比べて50%以上の省エネルギー化が可能と想定されている。2022年9月まで実証試験によるデータの評価・検証を行い、商用規模プラント1号機竣工を目指すとともに、タイ王国における関連技術の教育セミナーやPR活動によるフォローアップを行うという。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース
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機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | バイオエタノール | 省エネルギー | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 実証 | タイ | サトウキビ | バガス | 未利用資源 | 高分子膜 |
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