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 南極条約議定書に基づくアルゼンチンから送付された環境影響評価書案

発表日:2023.05.02


  環境省は、アルゼンチン共和国政府からの「環境保護に関する南極条約議定書」に基づく基地の建設及び運用に関する包括的環境影響評価書案の送付を受け、これを公表した。1997年に締結した同議定書では、締約国が南極地域で環境影響が一定程度以上となるおそれがある場合、環境影響評価書案を作成し公表するとともに、意見を収集することとなっている。アルゼンチン共和国政府から送付された「ペトレル南極基地改修に関する包括的環境影響評価書案」は、既存のペトレル基地について、施設の状態が安全や環境にリスクがあるため改修を行うもの。環境影響評価の対象となる活動は、ペトレル基地の改修と新滑走路の建設、太陽光発電所の建設と給水池の整備となっている。同整備による、南極環境に与える影響は、軽微又は一時的な影響を上回る可能性が高いが、安全性、環境保護、科学支援能力の向上といったプラスの影響が、マイナスの影響よりも大きいことから、同整備を推進するべきであるとしている。なお意見募集要項等は環境省ホームページで見ることが出来る(以下の情報源のリンク参照)。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 自然環境
キーワード 南極 | アルゼンチン | 太陽光発電所 | 南極条約議定書 | ペトレル南極基地 | 給水池 | 環境影響評価書案 | 意見募集
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