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 脱炭素化支援機構、電子回路基板の独自製法技術を支援

発表日:2023.05.09


  (株)脱炭素化支援機構は、エレファンテック(株)に対し、新技術を用いた回路基板製造の大量生産とさらなる技術開発のための資金調達への支援を決定し、出資を実行した。脱炭素化支援機構は、国の財政投融資からの出資と民間からの出資(設立時は計204億円)を原資としてファンド事業を行う株式会社。カーボンニュートラルに挑戦する多種多様な事業に対し、幅広いステークホルダーと連携した支援を行う。今回、支援を決定したエレファンテックは、プリンテッド・エレクトロニクス製造技術の開発と製造サービスを提供し、環境負荷が低い電子回路基板製法を確立により、フレキシブル基板(P-Flex®)が量産採用されており、環境意識の高い国内外企業を中心に顧客を拡大している。既存の電子回路基板製法では銅箔等から金属膜を形成後、不要な部分を溶かして捨てるのに対し、同社の独自製法では金属をナノインク化して必要な部分のみに直接印刷するため、製造工程を削減でき、温室効果ガス削減への貢献が期待できる。日本発の新技術による独自製法と製品が世界的に普及する可能性があり、経済と環境の好循環が期待され、製造コストの削減のほか、銅や水、エネルギーの使用量も削減可能であるため、省資源・省エネルギーにも資すると考えられるという。

情報源 環境省 報道発表資料
(株)脱炭素化支援機構 報道発表
機関 環境省 (株)脱炭素化支援機構
分野 地球環境
キーワード 省エネルギー | 省資源 | カーボンニュートラル | 温室効果ガス削減 | 脱炭素化支援機構 | 回路基板製造 | エレファンテック | フレキシブル基板 | プリンテッド | エレクトロニクス
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