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 埼玉県、特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」調査への協力を呼びかけ

発表日:2021.06.25


  埼玉県環境科学センターは、「クビアカツヤカミキリ発見大調査2021」を実施する。クビアカツヤカミキリ(学名:Aromia bungii)は、サクラやウメなどの樹木に寄生して弱らせたり、枯死の原因となる特定外来生物で、体長25~40mm、全体的に光沢のある黒色で胸部(首部)が赤いなどの特徴がある。同センターでは平成30年6月から、県内のサクラの管理者や保護団体・県在住・在勤・在学者がだれでも参加することができるこの調査を実施しており、令和2年度の調査では、成虫や被害が確認されなかった地点も含め、県内40市町(1053か所)から報告があり、そのうち、16市町(431か所)で被害が確認された。これらの情報に基づき、「クビアカツヤカミキリ調査地点マップ」(PDF形式)が作成されている。今回、調査や報告の方法の詳細を「クビアカツヤカミキリ発見大調査マニュアル2021」(PDF形式)として公開するとともに、県内の公園や河川敷、学校などに植栽されているサクラを対象に、クビアカツヤカミキリについての情報を募集する。成虫の生息や、同種が樹木に穴をあけたときに排出する糞と木屑が混ざったもの(フラス)の排出状況が確認された場合、市町村の環境関連部局や管理者へ報告するよう呼び掛けている。

情報源 埼玉県環境科学センター お知らせ
埼玉県 報道発表資料
〔参考〕クビアカツヤカミキリ発見大調査マニュアル2021(PDF)
機関 埼玉県環境科学センター 埼玉県
分野 自然環境
キーワード 特定外来生物 | 埼玉県 | 寄生 | サクラ | クビアカツヤカミキリ | ウメ | 市民参加型調査 | 埼玉県環境科学センター | 発見大調査マニュアル | フラス
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