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 風力発電で1/3の電力供給を!業界団体の2050年導入目標

発表日:2023.05.29


  (一社)日本風力発電協会は「JWPA Wind Vision 2023」を公表した。同協会は、会員数542社を誇る日本の代表的な風力発電業界団体(2023年6月1日現在)。2016年2月に「JWPA Wind Vision Report~真に信頼される電源を目指して~」を策定し、同年3月に2030年の風力発電の導入目標値などを盛り込んだ「ウィンドビジョン」としてとりまとめ、公開している。「JWPA Wind Vision 2023」は、パリ協定が採択されて以来の国際情勢や産業・エネルギー政策の方向性を踏まえ、“安心・安定・持続可能な社会の実現”を基本理念としている(2.1 我が国が目指すべき社会の姿と風力発電導入の必然性)。また、投資の誘発や国際競争力の育成などを考慮し、“意欲的で明確な中長期導入目標の設定”が必要不可欠な最重要施策であるとしている。3つの定量目標(①風力発電により1/3の電力を供給、②風力発電導入量140GW、③国産グリーン水素供給拡大を視野に入れて30GW以上の浮体式洋上風力追加導入)を掲げつつ、経済波及効果・雇用創出効果とともに化石燃料調達費削減効果の試算値を書き添えている(目標年次:2050年)。2021年5月には新たなミッション、ビジョン及びバリューを策定しており、今般のVisionも活用しながら、風力発電拡大の旗振り役としてリーダーシップを発揮する、と述べている。

情報源 (一社)日本風力発電協会 JWPAからのお知らせ
機関 (一社)日本風力発電協会
分野 環境総合
キーワード 風力発電 | 水素 | パリ協定 | 風力 | 浮体式洋上風力 | JWPA | 風力発電業界団体
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