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 国産SAF原料に!都、天ぷら油の回収を行う2件の提案を採択

発表日:2023.07.04


  東京都は「廃食用油回収促進に係る事業提案」の採択者を公表した(公募期間:令和5年4月27日~5月23日)。航空業界では、カーボンニュートラル達成のため、持続可能な航空燃料(SAF)の調達・使用に取り組んでおり、原料となるバイオマス等の調達が課題となっている。今回、SAFの原料となる廃食用油回収を拡大し、SAF製造へつなげる新たなサプライチェーン構築を後押しする目的で、公募を行った。採択されたのは(株)イトーヨーカ堂の「都内店舗を回収拠点とした専用容器による未利用資源(家庭系廃食用油)の回収・リサイクル等事業」と日揮ホールディングス(株)他2社による「日本初の国産SAF大規模製造に向けた廃食用油回収促進事業」の2件。イトーヨーカ堂は、回収した廃食用油を石鹸・インク溶剤等の製造に活用する他、将来的なSAF燃料への研究・開発を行う。日揮は、コスモ石油(株)、(株)レボインターナショナルと共に廃食用油を回収しSAF利用の可否を検討する。加えて、SAF製造・利用に関する普及活動を行うという。

情報源 東京都 報道発表資料
機関 東京都
分野 ごみ・リサイクル
キーワード リサイクル | 東京都 | コスモ石油 | 廃食用油 | カーボンニュートラル | サプライチェーン | 日揮 | イトーヨーカ堂 | SAF | 天ぷら油
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