環境省は「自然共生サイト」の令和5年度後期申請受付を開始した(受付期間:令和5年9月12日~10月13日)。「自然共生サイト」はCOP15で採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」で定められた「30by30」達成のための取組。「30by30」目標により海と陸の少なくとも30%を保護地・OECM(保護地域以外で生物多様性保全に資する区域)にすることが掲げられた。我が国では、2023年3月に「生物多様性国家戦略」を改定し、2030年までに「ネイチャーポジティブ」や「30by30」を国内目標としている。同省では、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」に認定する制度を令和5年度から開始し、その認定区域のうち、保護地域との重複を除いた区域について、OECMとして国際データベースに登録している。今回、受け付けを開始した後期分は、申請サポートや審査効率化の観点から、東京都の「江戸のみどり登録緑地」と事務局予備審査に関して、(一社)いきもの共生事業推進協議会の「ABINC認証」と連携を行う。「江戸のみどり登録緑地」や「ABINC 認証」を取得済か取得予定で自然共生サイト認定の申請を検討している方については、事前に東京都やいきもの共生事業推進協議会への相談を勧めている。なお、受付数50件を目安とする審査可能上限に達した場合は申請受付期間内であっても、令和5年度後期分としての受付を終了するという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
|
---|---|
機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | COP15 | 江戸のみどり登録緑地 | OECM | 30by30 | 自然共生サイト | ネイチャーポジティブ | 昆明・モントリオール生物多様性枠組 | いきもの共生事業推進協議会 | ABINC |
関連ニュース |
|