東京都と環境省は、生物多様性に配慮した緑化を行う民間事業者の取組を後押しするため、都の「江戸のみどり登録緑地」制度と、国の「自然共生サイト」認定制度が相互に協力・連携するための協定を締結した。「自然共生サイト」認定制度との連携は自治体として全国初であり、今後、国と連携して、世界目標である30by30への貢献を目指す。都の「江戸のみどり登録緑地」制度は、都内の在来種植栽の普及、生物多様性の保全に資する緑地の確保などを目的に、在来種(東京に自然分布している植物)を積極的に植栽し、生物多様性保全に取り組んでいる民間事業者の緑地を登録・公表する制度。平成29年度から開始した。一方、「自然共生サイト」認定制度は、令和5年度から開始し、民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域を国が認定する制度。「自然共生サイト」認定区域のうち、保護地域との重複を除いた区域については、OECM(保護地域以外で生物多様性保全に資する区域)として国際データベースに登録される。都と環境省は自然共生サイト認定にかかる手続に関する事項等で協力する。社会における生物多様性の主流化を加速させ、都内の在来種植栽の普及及び生物多様性の保全に資する緑地の確保を力強く進めていくという。なお小池百合子東京都知事は2004年9月から2006年9月までの約2年間、小泉政権下で環境大臣を務めた。
情報源 |
東京都 報道発表資料
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機関 | 東京都 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 東京都 | 緑化 | 樹木 | 植栽 | 域外保全 | 生育環境 | 江戸のみどり登録緑地 | OECM | 自然共生サイト |
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