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 第3回アジアCCUSネットフォーラム閉幕 CCS組合せたカーボンニュートラルに期待

発表日:2023.09.28


  経済産業省は、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)と共催による「第3回アジアCCUSネットワークフォーラム」の成果を公表した(開催日:令和5年9月27日、於:ヒルトン広島・オンライン併用、参加者数:会場116名+オンライン約350名)。CCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)は分離・貯留したCO2を利用する取組。このフォーラムは2021年6月、アジア全域でのCCUS活用に向けた知見の共有や事業環境整備を目指し、国際的な産学官プラットフォームとして立ち上げられた。アジア地域は、化石燃料の代替を短期的かつ大規模に進めることは困難だが、大規模なCO2貯留ポテンシャルを有している。前回フォーラムで設定した目標である「2025年に具体的なプロジェクトの創出を目指し、2030年にアジアにおいてCCUSのハブの構築を目指すこと」を踏まえ、初めて締結文書の調印式を行い、二酸化炭素の越境輸送に関する覚書等3件が締結された。また、経済成長が続く東南アジアにとっては火力発電とCCSの組み合わせがカーボンニュートラルを実現する上で有力であること。及びCO2を地下に吹き込む石油増産技術であるEORや天然ガス増産技術であるEGRは、エネルギーセキュリティやエネルギートランジションに効果的であるという共同声明が発出されたという。

情報源 経済産業省 ニュースリリース
機関 経済産業省
分野 地球環境
環境総合
キーワード CCS | 天然ガス | カーボンニュートラル | EGR | EOR | エネルギーセキュリティ | CCUS | 東アジア・アセアン経済研究センター | エネルギートランジション | アジアCCUSネットワークフォーラム
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