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 林野庁、高精度な森林資源情報を公開~森林産業への投資に期待

発表日:2023.10.04


  林野庁は、高精度な森林資源情報等を公開する。同庁では、デジタル技術を活用した収益性の高い林業や、ICT等を活用した木材生産・流通の効率化実現のため、航空レーザ測量等による森林資源情報や地形情報のデジタル化を進めている。今後の全国的な取組のため、「森林資源量集計メッシュ」「樹種ポリゴン」「レーザ林相図」「DEM(数値標高モデル)」「微地形図」「傾斜区分図」等をオープンデータ化し、G空間情報センターで公開した。「森林資源量集計メッシュ」は、栃木県、兵庫県及び高知県を対象として、森林に20mメッシュのポリゴンを敷き、メッシュごとに代表樹種、立木本数、平均樹高、材積等を集計したもの。「樹種ポリゴン」は、スギ林、ヒノキ林、広葉樹林等の分布状況を図示した。「レーザ林相図」は、航空レーザ測量のレーザパルスの反射強度に基づき、樹種や樹冠形状の特徴を図示。立木の樹冠の高さを図示した。これら情報はESG投資やカーボンニュートラル等を契機とする産業界の我が国の森林への関心の高まりや、大学発ベンチャー等による森林・林業・木材産業に関するアプリ開発の増加に対応し、森林・林業・木材産業分野への資金や技術を呼び込むことが期待されるという。

情報源 林野庁 報道発表資料
〔参考〕公開データの概要(PDF)
機関 林野庁 G空間情報センター
分野 環境総合
キーワード 林野庁 | DEM | カーボンニュートラル | ESG投資 | 航空レーザ測量 | G空間情報センター | 森林資源情報 | 樹種ポリゴン | レーザ林相図 | 微地形図
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