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 ずっとやんばる ずっとうちネコ!沖縄県など希少種を守るための猫管理計画を策定

発表日:2023.10.27


  沖縄県、国頭村、大宜味村、東村、環境省沖縄奄美自然環境事務所は沖縄県のやんばる地域におけるネコの管理・共生行動計画を策定した(運用期間:令和6年1月~令和15年3月)。同計画は、沖縄島北部の生態系保全や、公衆衛生の維持・向上及びネコの安全の確保・健康の維持のため、森林域からのネコの排除と飼いネコの適正飼養、沖縄島北部以外からのネコの流入防止により、希少種の生息状況改善を目的としている。やんばる地域にはヤンバルクイナやケナガネズミ、オキナワトゲネズミなど、多くの固有種や絶滅危惧種を含む希少な在来の野生生物が生息、ネコはこれらの希少種をはじめとする在来生物を捕食するなどの影響があるほか、トキソプラズマ症や重症熱性血小板減少症候群等の人獣共通感染症拡大の要因になるなど、家畜への伝播による被害、公衆衛生上の問題を引き起こす可能性がある。「ずっとやんばる ずっとうちネコ アクションプラン(沖縄島北部における生態系保全等のためのネコ管理・共生行動計画)」の名称には、やんばると呼ばれる沖縄島北部が有する豊かな生態系が、ずっと存続されるように(ずっとやんばる)、ネコを適正飼養することでネコの安全、健康が守られ、ずっと飼い主のもとで暮らせるように(ずっとうちネコ)、目指すべき地域の将来像を表しているという。

情報源 那覇自然環境事務所 報道発表資料
〔参考〕ずっとやんばる ずっとうちネコ アクションプラン 沖縄島北部における生態系保全等のためのネコ管理・共生行動計画(PDF) 
機関 沖縄奄美自然環境事務所 環境省
分野 自然環境
キーワード 沖縄県 | 大宜味村 | ヤンバルクイナ | ネコ | 沖縄奄美自然環境事務所 | 猫 | ケナガネズミ | 国頭村 | 東村 | オキナワトゲネズミ
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