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 奄美大島・徳之島における希少哺乳類の死因(2022年度)

発表日:2023.03.28


  沖縄奄美自然環境事務所は、アマミノクロウサギ、アマミトゲネズミ、トクノシマトゲネズミ、ケナガネズミについて2022年の死体確認件数・死因内訳を整理し、公表した。環境省では、希少な野生動物の生息に影響を及ぼす要因の把握や保護対策への活用のため、野生動物の死体の情報を収集し、データの整理・分析を行っている。死体確認数は、両島の合計値で、アマミノクロウサギ計236件(交通事故147件、イヌネコ捕殺28件、不明57件)、ケナガネズミ76件、アマミトゲネズミ7件、トクノシマトゲネズミ4件であった。アマミノクロウサギとケナガネズミの交通事故確認個体数は、過去最多となった。さらに、両島においてイヌやネコによるものと思われる希少種の捕殺事例が、奄美大島ではアマミノクロウサギ15件、ケナガネズミ11件、徳之島ではアマミノクロウサギ13件、ケナガネズミ2件が確認されている。これを踏まえ、奄美大島と徳之島では、森林域に生息するノネコの捕獲事業を行っている。捕獲されたノネコの糞からは、多くの希少種が検出され、センサーカメラによるモニタリングでも、希少種を咥えたノネコが多数確認されているため、ノネコの捕獲事業へのご理解と協力を呼び掛けている。

情報源 沖縄奄美自然環境事務所 報道発表資料
機関 沖縄奄美自然環境事務所 環境省
分野 自然環境
キーワード モニタリング | アマミノクロウサギ | アマミトゲネズミ | ノネコ | 沖縄奄美自然環境事務所 | 交通事故 | センサーカメラ | トクノシマトゲネズミ | ケナガネズミ | 捕殺
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