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 POPs条約の有効性を東アジアで評価 第15回東アジアPOPsモニタリングWS

発表日:2024.01.12


  環境省は、第15回東アジアPOPsモニタリングワークショップ(WS)の結果を発表した(開催日:令和5年11月28日~30日、於:フィリピン・マニラ)。今回は、バーゼル・ロッテルダム・ストックホルム条約事務局から、2023年5月の第11回POPs条約締約国会議に、同プロジェクトで実施したモニタリング結果を盛り込んだ第3回グローバルモニタリング報告書が提出され、有効性評価の結論と勧告が合意されたとの報告があった。特定の汚染源の影響を受けない地点として指定された重点調査地点である、沖縄県辺戸岬と韓国済州島並びにカンボジア王国及びモンゴル国の取組状況や結果等について報告があり、重点調査地点でのモニタリングは、引き続き日本と韓国で行うことが了承された。今後、東アジア地域で日本がサンプリングと分析を支援する協力モニタリングは、2024年はフィリピン共和国とタイ王国で実施、2025年はインドネシア共和国で実施する。将来的な同プロジェクトの枠組として、日本と韓国に続く中核的な役割を担う研究機関として、独立して試料採取から分析まで実施できる体制を整える議論があり、体制を整備しているフィリピン共和国とタイ王国に加え、モンゴル国を候補として、実行可能性調査等を実施することが了承されたという。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 健康・化学物質
キーワード 環境省 | タイ | フィリピン | カンボジア | 済州島 | モンゴル | 辺戸岬 | 東アジアPOPsモニタリングワークショップ | バーゼル・ロッテルダム・ストックホルム条約事務局 | グローバルモニタリング報告書
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