ANAは、羽田空港でリニューアブルディーゼル(RD)の利用実証を開始した。RDを航空機の運航を支える航空機地上支援器材(CGE)の代替燃料として活用することを目指す、国内初のFSとなる。現在CGE燃料は軽油が主流となっており、電動化も極めて難しい。RDは既存の車両や給油施設をそのまま活用することが可能な「ドロップイン」燃料として注目されている。RDの安定供給や制度面の課題を検証し、空港オペレーション脱炭素化の選択肢となり得るか確認することで、本格導入に向けた道が拓かれるだろう。