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 キューピーと日清オイリオ、油付きPETボトルの資源循環に向けて協働

発表日:2024.05.23


  キユーピーと日清オイリオグループは、ドレッシングや食用油に使用されるPETボトルの資源循環に向けた協働を開始する。 両社は、プラスチック使用量の削減と資源循環を目指し、これまで軽量化やバイオマス素材の使用、リサイクルの整備に取り組んできた。油付きPETボトルについては、リサイクル品質が確保できないった懸念があり、リサイクルの仕組みは未だ確立されておらず、本格的な技術評価も行われていない。技術評価に必要な使用済みの油付きPETボトルサンプルは最少で数トン単位と見積もられており、メーカーが1社で収集できるサンプル量には限りがある。今回、両社は必要なサンプルを効率的に収集し、技術検証を早期に進めることを目指す。また、使用済みの油付きPETボトルから再びPETボトルに戻す水平リサイクルや、その他の用途に活用する可能性について幅広く検討し、最適な資源循環スキームの構築を視野に入れている。現在、使用済みの油付きPETボトルは「可燃ごみ」や「プラスチックごみ」として収集・処理されているが、両社の協働と成果の普及啓発を通じて、単なるごみではなく”再資源化できる”といった認識が社会全体に広がることが期待される。

情報源 キユーピー ニュースリリース
日清オイリオ ニュースリリース
機関 キューピー(株) 日清オイリオグループ(株)
分野 環境総合
キーワード 日清オイリオグループ | 資源循環 | PETボトル | プラスチック削減 | 啓発活動 | 技術検証 | 水平リサイクル | キユーピー | 油付きPETボトル | サンプル収集
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