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 環境研究・環境技術開発の推進戦略(中環審答申)

発表日:2024.08.06


  中央環境審議会会長(高村ゆかり氏)から伊藤環境大臣に対して「環境研究・環境技術開発の推進戦略」が答申された。同推進戦略には「第6次環境基本計画」を踏まえた副題「『ウェルビーイング/高い生活の質』につながる経済社会システムの実現に向けて」が付されている(第2章)。環境分野の研究・技術開発及び社会実証・実装に係る重点課題として、新たに“自然科学のみならず人文・社会科学を含めたさまざまな分野の巻き込み”、“課題間のトレードオフの解決”、“国際ルールを主導できる知見の蓄積”が設定された(第3章)。また、5つの領域(統合領域・気候変動領域・資源循環領域・自然共生領域・安全確保領域)にかかる16の重点課題に対し、競争的研究費制度で期待される研究・技術開発を例示しつつ、“国際ルール形成の先取り”と“データサイエンスと環境政策の連携”に関する具体的な方策を明示している(第4章)。第3章・第4章には“環境研究の中核機関として『国立環境研究所』が取り組むべき課題等”が挙げられている。同研究所には「環境・経済・社会の統合的向上をも見据えた研究の先導」に向けた“環境研究のハブとしての役割強化”が求められている。

情報源 環境省 報道発表
機関 環境省
分野 環境総合
キーワード 環境基本計画 | 経済社会システム | 推進戦略 | データサイエンス | ウェルビーイング | 競争的研究費 | 国際ルール | 人文・社会科学 | トレードオフ解決 | 重点課題
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