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 環境危機時計®、針を4分戻すも未だ「極めて不安」の範囲に

発表日:2024.09.04


  旭硝子財団は、第33回「地球環境問題と人類の存続に関するアンケート」の結果を発表した。この調査は、地球環境の悪化に対する危機感を12時間時計の針で表し、人類存続に対する不安度を可視化するものである。旭硝子財団は1992年から毎年、地域別の「環境危機時計®」の時刻をウェブサイトで公開している。 環境危機時計®は4つに分割されており、12時(0時)から3時までは「ほとんど不安はない」、3時から6時までは「少し不安」といった具合に、危機感の度合いを読み取ることができる。2024年の時刻は世界全体で「9:27」を指し、2023年の「9:31」よりも4分戻った(危機感が若干緩和された)。しかし、9:27は依然として「極めて不安」の範囲にとどまっている。 地域別に見ると、日本は2023年よりも6分進んで「9:37」となり、危機感がさらに強まっている。 また、同財団は環境危機時計®と同時に、第5回「生活者の環境危機意識調査」の結果も発表した。全国各地の10~60代の男女1,092名(Z世代:18~24歳 522名、大人世代:25~69歳 570名)を対象に、環境問題に対する危機意識や行動について尋ねた。その結果、国内で最も危機的だと思う環境問題の1位は5年連続で「気候変動」となり、線状降水帯の発生や長期化する猛暑、食糧難への懸念が続いた。次いで「人口問題」、「社会・経済・環境政策」が挙げられた。

情報源 旭硝子財団 ブループラネット賞 環境危機時計
旭硝子財団 ブループラネット賞 環境危機時計
機関 (公財)旭硝子財団
分野 地球環境
環境総合
キーワード 気候変動 | 温暖化 | 地球環境問題 | 危機感 | 線状降水帯 | 環境危機時計® | 人類存続 | 環境意識調査 | Z世代|ブループラネット賞
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