NIPPON EXPRESSホールディングス、日本通運、全国通運、日本フレートライナー、日本貨物鉄道および自動運転技術を手がけるT2は、自動運転(AD)トラックと貨物鉄道を組み合わせた「モーダルコンビネーション」の実証実験を開始することを発表した。──地球環境問題や物流業界の「2024年問題」に対処するため、持続可能な物流システムの構築が求められている。今回の実証実験は、CO2排出量削減や物流業界の労働環境改善、労働力不足への対応を目的としている。レベル4自動運転トラックと貨物鉄道を組み合わせた輸送モデルを構築し、輸送力の増加や貨物鉄道不通時のBCP対応を目指す。特に、スワップボディトラックと貨物列車の両方に積載可能な31フィートタイプの共用コンテナを開発し、貨物の積み替え作業の効率化を図る。実証実験は2025年5月から6月にかけて行われ、関東~関西間はレベル2自動運転トラック、関西~九州間は貨物列車を使用する。各社がそれぞれの役割を担い、関西の貨物駅での積替えや輸送リードタイムの短縮を検証する。実験時の自動運転トラック運行はドライバー乗車のもとで行われる。──実証実験を通じて、持続可能な物流システムの実現に向けた具体的なデータと知見を得ることが期待される。2027年の運用開始を目標に、レベル4自動運転トラックを活用したモーダルコンビネーションの実現を目指すという。
情報源 |
NIPPON EXPRESS ホールディングス
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機関 | NIPPON EXPRESS ホールディングス(株) 全国通運(株) 日本フレートライナー(株) 日本貨物鉄道(株) (株)T2 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 労働力不足 | 自動運転トラック | BCP対応 | 貨物鉄道 | モーダルコンビネーション | CO₂排出量削減 | 労働環境改善 | スワップボディトラック | 共用コンテナ | 持続可能な物流 |
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