パナソニック電工(株)は、同社の無電極点灯方式照明器具について、従来品をさらに10W省エネ化した新商品(8タイプ50品番)を開発し、2010年7月より順次発売すると発表した。無電極点灯方式の照明器具は、従来の電球で採用されていたフィラメントと電極を使用しないため、長時間の点灯・点滅による電極の消耗・蒸発・断線がなく、今までにない長寿命と、省エネ・省資源を実現できるのが特長。今回の新商品は、光源寿命が6万時間で、水銀ランプ250形と同じ明るさで約40%省エネを実現。手頃な価格設定で、ランニングコストとCO2の削減が可能という。なお、同社では「脱・水銀灯」を目指して、2008年度末に水銀ランプを使用した防犯灯の生産を終了。2009年3月末にはモールライト(街路灯)での水銀ランプ適合器具の新規開発を終了している。同社は今後、無電極点灯方式照明器具とLED照明の「長寿命光源シリーズ」の品揃え強化により、より一層、地球環境に配慮していくという。