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 環境省、「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について」(第十次答申)を公表

発表日:2010.07.29


  環境省は、中央環境審議会大気環境部会が答申した「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について」(第十次答申)を公表した。同答申では、1)今後のディーゼル重量車の排出ガス低減対策について、窒素酸化物(NOx)に係る新たな許容限度目標値を0.4g/kWhとし(09年規制に係る規制値は0.7g/kWh)、現行の排出ガス試験サイクル(JE05モード)を、世界統一試験サイクルであるWHTCに変更する等の内容が盛り込まれた。また、2)E10対応ガソリン車の排出ガス低減対策及びE10の燃料規格については、ガソリンにバイオエタノールを10体積%まで混合した「E10」の普及を図るため、E10の含酸素率上限は、エタノール10体積%から換算した3.7質量%とし、E10の蒸気圧は、現行のE3レベルのガソリンの蒸気圧規格に適合させる一方、地域限定で蒸気圧の緩和を認める仕組みを検討することが望ましい等とした。同省では今後、今回の答申を踏まえ、規制強化のための所要の手続を行う予定。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 地球環境
キーワード バイオエタノール | NOx | 環境省 | E10 | 自動車排出ガス | ディーゼル | 中央環境審議会 | WHTC | JE05モード
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