(株)INAXは、徳島県上勝町と協働し、従来にない全く新しい戸別分散型し尿・生活雑排水処理システムの実証研究を平成23年1月から開始すると発表した。上勝町は、日本初の「ゼロ・ウェイスト宣言」を行い、先進的な資源ごみ分別収集に取り組んでいる自治体である。同町では、家庭の生ごみやトイレ・浄化槽から排出される汚泥等の資源化と、美しい河川の保全を検討するなかで、INAXの同システムに着目し、実証研究の協定書を調印するに至った。今回、実証研究を行うシステムは、自然の仕組みを活用しながら、し尿処理と生活雑排水処理を戸別に行う分散型システムで、トイレのし尿は発酵分解処理して減容、生活雑排水は土壌処理する。また、生ゴミも減容し、たい肥として資源化することが可能である。このシステムを導入することにより、汚泥処理のための施設の維持管理費用の削減や、住民ならびに自治体のさらなる負担軽減が見込まれるという。
情報源 |
(株)INAX ニュースリリース
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機関 | (株)INAX(現:(株)LIXIL) |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | 汚泥処理 | し尿 | 排水処理 | 発酵 | 実証研究 | 分散型 | 資源化 | 生活雑排水 | INAX | 上勝町 |
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