三菱自動車工業(株)は、綿とPET(ポリエチレンテレフタレート)繊維を組み合わせた内装表皮材を開発したと発表した。自動車の内装表皮材は、耐久性や難燃性等の理由から、これまでPET繊維等の石油由来の材料が広く用いられてきた。今回開発した表皮材は、PET繊維をベースに、石油資源節約とCO2削減の観点から、植物由来材料として一般的な綿繊維を編み込み、綿繊維の特性に適した組織構造や難燃処理方法にすることで、自動車部品の高い要求仕様に適合させることに成功した。同製品は、自動車用シートの生地や、天井・トリムの表皮などへの応用が可能であり、綿繊維は入手しやすい素材でもあることから、今後、幅広い車種への応用が期待できるという。同社は、その第一弾として、同製品を自動車用シートの生地に採用し、2011年夏に製品化する予定。
情報源 |
三菱自動車工業(株) プレスリリース
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機関 | 三菱自動車工業(株) |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | CO2 | 三菱自動車工業 | PET | 石油 | 植物由来 | 耐久性 | 内装材 | ポリエチレンテレフタレート | 綿 | 難熱性 |
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