トヨタ自動車(株)は、自動車内装表皮材として、世界で初めてバイオPETを使った新タイプのプラスチックを採用すると発表した。バイオPETとは、PET(ポリエチレンテレフタレート)の原料であるテレフタル酸(重量構成比70%)とモノエチレングリコール(重量構成比30%)のうち、モノエチレングリコールをさとうきび由来のバイオ原料に替えて製造したもの。今回採用される新プラスチックは、このバイオPETを使って同社が豊田通商(株)と共同開発したもので、以下の特長を持つ。1)性能(耐熱性、耐久性、耐伸縮性等)は、他の一般的なバイオプラスチックと比較して飛躍的に向上し、石油系プラスチックと同等のレベルを確保。2)原料のバイオPETが量産されれば、将来的には、石油系プラスチックとほぼ同等の部品コストが実現可能。3)シートや室内カーペット等、高い性能が必要な内装部品にも適用が可能。同社は今後、2011年初頭発売の新型車種における内装表皮への採用を皮切りに、今後、採用車種及び採用部位を拡大していく予定という。
情報源 |
トヨタ自動車(株) ニュースリリース
|
---|---|
機関 | トヨタ自動車(株) |
分野 |
ごみ・リサイクル |
キーワード | バイオマス | トヨタ自動車 | 自動車 | PET | 耐熱性 | 耐久性 | バイオプラスチック | さとうきび | 内装材 |
関連ニュース |