環境省は、平成23年度環境技術実証事業 ヒートアイランド対策技術分野(地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム)における実証運営機関として、(株)エックス都市研究所を選定したと発表した。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証して情報公開することにより、技術の普及を目指すもの。今回の技術分野は、平成21年度から平成22年度まで、実証試験にかかる手数料を徴収せず、国が費用の大部分を負担する国負担体制で事業を行い、合計10件の実証対象技術について実証試験を行ってきた。そして、同技術分野における実証システムが確立されたことを確認したため、平成23年度からは実証試験に係る費用等を実証申請者が負担する手数料徴収体制で実証試験を実施する。今後、同実証運営機関において、実証試験要領及び手数料項目等についての検討を行い、その後実証機関の公募を行う予定という。