三井住友建設(株)は、リチウムイオン電池を使用した“ソーラーLED街路灯”と“ポータブル・ソーラーLED照明灯”を、グループ会社であるSMCテック(株)と共同開発したと発表した。“ソーラーLED街路灯”は、太陽光発電システムとリチウムイオン電池を備えたLED街路灯で、鉛蓄電池を使用しないなど環境に配慮し、長寿命で、万一の災害時などにおける常夜灯として使用できる。また、“ポータブル・ソーラーLED照明灯”は、太陽光発電システムとリチウムイオン電池を備えた移動式LED照明灯で、発電機を使用しないため騒音・排ガスがまったく発生せず、市街地工事における近隣環境の負荷低減とCO2排出量削減を可能とする。なお、販売およびレンタル事業を展開するSMCテックは、東日本大震災の被災地である宮城県仙台市宮城野区と気仙沼市の12ヶ所の避難所に、計18台の“ポータブル・ソーラーLED照明灯”を無償で提供し、出入り口や屋外仮設トイレに設置したという。