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 東京ガス(株)と(株)タクマ、下水汚泥ガス化発電で連続運転2000時間を達成

発表日:2008.02.28


  東京ガス(株)と(株)タクマは、共同開発を進めている下水汚泥ガス化発電システムにおいて、国内初となる90日間・2000時間の連続運転を達成した。これにより、システムの有効性や安定運転性、既存施設への適合性が確認され、実用化の目処が立った。このシステムは、下水処理施設内での動力をまかなう発電用燃料の一部として下水汚泥を利用し、化石燃料の使用削減によるCO2抑制や、CO2より温暖化効果が高い亜酸化窒素の排出ゼロを可能にするもの。含水率75~80%の汚泥の一部を燃やして水素や一酸化炭素などの可燃ガスに変換し、発電に利用するとともに、発電時の廃熱から蒸気を回収し、燃焼前の汚泥の乾燥に利用する。また、汚泥のガス化効率を高めるため、循環流動層式のガス化炉やセラミックフィルタによる高温集塵、独自開発のタール分解触媒等を採用している。

情報源 東京ガス(株) プレスリリース
機関 東京ガス(株) (株)タクマ
分野 地球環境
キーワード 東京ガス
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